鞆の浦観光|福山駅からバス30分、常夜燈さんぽガイド

Photo: Kirin7739 / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons (2024年撮影)

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港沿いに立つ一基の常夜燈。江戸時代末の1859年(安政6年)に建てられ、港に出入りする船を導いてきた燈台です。広島県福山市の鞆の浦は、その常夜燈がいまも港のシンボルとして立ち続ける港町です。江戸時代から「潮待ちの港」として栄え、坂本龍馬ゆかりの地としても知られています。

この記事の要点

  • アクセス — JR福山駅南口5番バスのりばからトモテツバス鞆線で鞆港バス停まで約30分(2026年8月時点)
  • バス運賃 — 鞆港バス停まで大人620円・小人310円、安国寺下・鞆の浦バス停まで大人580円・小人290円(2026年8月時点)
  • 仙酔島への渡船 — 福山市営渡船「平成いろは丸」で約5分
  • エリアの指定 — 2017年11月に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定
  • 約30分 福山駅から鞆港バス停までのバス所要時間
  • 約5分 仙酔島へ渡る福山市営渡船「平成いろは丸」の所要時間
  • 2017年 鞆の浦が国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された年

鞆の浦観光の基本:潮待ちの港として栄えた町

鞆の浦は広島県福山市に位置する港町で、江戸時代には風待ち・潮待ちの船が集まる港として繁栄しました。2017年11月には国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、古い町並みがいまも港沿いに残っています。坂本龍馬ゆかりの地としても知られ、幕末史に関心がある人にも見どころの多いエリアです。

江戸時代の港湾施設が5つとも残る町

常夜燈・雁木・波止場・焚場・船番所という江戸期の港湾施設が、鞆の浦には5つとも保存されています。

町の規模はさほど大きくないため、常夜燈周辺を中心に歩くだけでも港町らしい雰囲気を十分に味わえます。まずは福山駅からのアクセス方法を確認しておきましょう。

福山駅から鞆の浦へのバスでのアクセス

鞆の浦への公共交通は、トモテツバス(鞆鉄道株式会社)の鞆線が中心です。乗車場所はJR福山駅南口5番バスのりばで、鞆港方面へ向かう路線に乗ると鞆港バス停まで約30分で到着します。運賃は鞆港バス停まで大人620円・小人310円、手前の安国寺下・鞆の浦バス停までは大人580円・小人290円です(2026年8月時点)。運行本数は1時間に1〜3本程度(2026年10月1日改正の平日時刻表)で、竹ヶ端止まりの便もあるため、福山駅で時刻を確認してから動くとスムーズです。

項目内容
運行会社トモテツバス(鞆鉄道株式会社)
乗車場所JR福山駅南口5番バスのりば
所要時間約30分
運賃(鞆港バス停)大人620円・小人310円
運賃(安国寺下・鞆の浦バス停)大人580円・小人290円
運行本数1時間に1〜3本程度

運行本数は1時間に1〜3本

鞆線バスは1時間に1〜3本程度の運行です。福山駅に着いたら先に発車時刻を確認し、常夜燈周辺の散策プランを組み立てておくと待ち時間なく動けます。時刻表・運賃表はトモテツバス公式サイト、より詳しい時刻は鞆鉄道の時刻表ページで確認できます。

バスを降りたら、いよいよ港町の中心部を歩いてみましょう。

常夜燈から港町を歩く

定番の名所常夜燈

1859年(安政6年)に建てられた江戸時代の港湾施設で、港に出入りする船を導いてきた鞆の浦のシンボルです。

鞆港バス停で降りると、常夜燈まではほど近い距離です。常夜燈のまわりには、保命酒の蔵元だった中村家の屋敷である太田家住宅があり、国の重要文化財に指定されています。港沿いをさらに歩くと、對潮楼にたどり着きます。

迎賓の眺望對潮楼

江戸時代に建てられた福禅寺の客殿で、朝鮮通信使をもてなす迎賓館として使われました。座敷からの眺めが見どころです。

町並みを高い場所から眺めたい場合は、826年に弘法大師・空海が創建したと伝わる医王寺まで足を延ばすのがおすすめです。高台にあるため、鞆の浦の町並みを一望できる撮影スポットとして知られています。各施設の営業時間や入場料は変更されることがあるため、訪れる前に福山観光コンベンション協会の観光スポット一覧で確認しておくと安心です。

港町を歩いたあとは、船で仙酔島に渡ってみましょう。

仙酔島へ渡ろう:福山市営渡船「平成いろは丸」

渡船5分の島仙酔島

「仙人も酔うほど美しい」ことが名前の由来とされる島です。福山市営渡船「平成いろは丸」でわずか約5分で渡れます。

仙酔島へは、鞆の浦にある福山市営渡船場から2010年に就航した「平成いろは丸」に乗ります。所要時間は約5分と短く、港町散策の合間に立ち寄りやすいのが特徴です。島内には展望台もあります。

渡船の運賃・時刻は公式で確認を

「平成いろは丸」は約5分で仙酔島に結んでいますが、運賃や時刻表は変更されることがあるため、乗る前に公式情報で確認しておくと安心です。渡船の概要はTOMO MONOGATARIでも紹介されています。

港町散策と仙酔島、両方を組み込んだ場合の回り方を、次のタイムラインで整理しました。

半日〜1日、鞆の浦の回り方

常夜燈周辺の港町散策だけであれば半日ほどで歩けますが、仙酔島まで渡ってゆっくり過ごすなら1日じっくり使うプランがおすすめです。

鞆の浦モデルコース

  • 福山駅発 — トモテツバス鞆線に乗車(所要約30分)
  • 鞆港バス停着 — 常夜燈まで歩いて港町さんぽをスタート
  • 常夜燈〜太田家住宅 — 港沿いを歩き、国の重要文化財の屋敷を見る
  • 對潮楼 — 座敷からの眺めを楽しむ
  • 福山市営渡船場 — 「平成いろは丸」に乗って仙酔島へ(所要約5分)
  • 仙酔島 — 島内を歩いてから鞆の浦へ戻る
  • 医王寺 — 坂を上って町並みを一望し、福山駅行きバスで帰路へ

半日で回るなら、仙酔島を割いて常夜燈から對潮楼、太田家住宅までの港町散策に絞る組み立ても選べます。反対に1日かけるなら、仙酔島の展望台まで歩いたうえで、坂の上の医王寺から町並みを見渡す時間まで確保できます。

編集部の偏愛ポイント

常夜燈の脇に立って、瀬戸内海の穏やかな海面を眺めてみてください。江戸時代から港に出入りする船を導いてきたこの一基が、鞆の浦という港町の物語を静かに語りかけてくれます。それが、この町をおすすめしたい理由です。

鞆の浦だけで一日を使うのはもちろん、瀬戸内の別の港町と組み合わせる旅程も考えられます。

尾道と組み合わせる場合の順序

鞆の浦は福山駅、尾道は尾道駅がそれぞれの拠点になる港町です。同じ旅程に組み込みやすいエリアなので、まず鞆の浦で常夜燈まわりの港町散策と仙酔島を楽しみ、そのあとに尾道へ向かうという順序で組み立てると、移動の流れがシンプルになります。尾道の見どころや歩き方は尾道の記事でまとめているので、鞆の浦と合わせてチェックしてみてください。

よくある質問

Q 福山駅から鞆の浦までどのくらいかかりますか?

JR福山駅南口5番バスのりばからトモテツバス鞆線に乗ると、鞆港バス停まで約30分です。運賃は大人620円・小人310円で、手前の安国寺下・鞆の浦バス停までは大人580円・小人290円です(2026年8月時点)。

Q 車がなくても観光できますか?

はい。トモテツバス鞆線が福山駅南口5番のりばから1時間に1〜3本程度運行しているので、バスだけで鞆港周辺まで行けます。時刻は事前にトモテツバス公式サイトで確認しておくと安心です。

Q 仙酔島へはどうやって行きますか?

鞆の浦にある福山市営渡船場から「平成いろは丸」に乗ると、仙酔島まで約5分で渡れます。2010年に就航した渡船で、港町散策の合間に立ち寄りやすい距離です。

Q 子連れでも利用しやすいですか?

バスには小人運賃も設定されていて、鞆港バス停までは小人310円、安国寺下・鞆の浦バス停までは小人290円です。運賃がわかりやすいので、家族連れでも計画を立てやすい交通手段です。

Q 尾道と一緒に回れますか?

はい。鞆の浦は福山駅、尾道は尾道駅が拠点になる港町なので、同じ旅程に組み込みやすいエリアです。尾道の歩き方は尾道の記事で詳しく紹介しています。

基本情報

項目内容
エリア鞆の浦(広島県福山市)
指定2017年11月、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定
バスのアクセスJR福山駅南口5番バスのりばからトモテツバス鞆線で約30分
バス運賃(鞆港バス停)大人620円・小人310円(2026年8月時点)
バス運賃(安国寺下・鞆の浦バス停)大人580円・小人290円(2026年8月時点)
バス運行本数1時間に1〜3本程度
仙酔島への渡船福山市営渡船「平成いろは丸」で約5分
公式サイトトモテツバス/福山市/福山観光コンベンション協会

ふらりの落款印

参考・出典